金時草(水前寺菜)

加賀野菜としてその名が知られている、金時草(キンジソウ)。

千葉でもグングン育ってます。

葉物が少なくなる南関東の夏には貴重な野菜のひとつです。

 

ちなみに、熊本では「水前寺菜」、沖縄では「はんだま」、愛知では「式部草」と呼ばれ、

それぞれの地方の伝統野菜として栽培されているんだとか。

 

以前、冬に金沢を訪れた時、市場で売られていた金時草は100gで500円くらいしてました。

寒さには弱いので、暖房入れてのハウス栽培だったからと思われます。

金沢の人にとっては年がら年中食べたい野菜なんでしょう、きっと。

 

そもそもの旬は夏です。

なので今です。

少雨だったのにどこから水分を集めているのか、どんどん大きくなってきています。

さっと茹でて食べると、ほのかにシソのような香りと、モロヘイヤよりも抑えめなネバネバがあり、煮汁は綺麗な赤。

熱帯アジアが原産だからでしょうか、エスニックな雰囲気があります。

なんだか独特でちょっと後を引く味。

 

まだの方は是非お試しください。