搾菜(ザーサイ)の菜の花

アブラナ科に分類される野菜はたくさんありまして、その花はみなさんご存知の菜の花です。

アブラナ科の中でも菜の花の収穫や鑑賞を目的に栽培しているものと、そうでないものとあります。

 

うちで栽培しているもので例えますと、チーマディラーパやのらぼう菜なんかは菜の花の収穫を目的として栽培しています。

逆にそうでないものは、各種大根やセルバチカ、クレソン、カブ、白菜、コールラビ、キャベツ等々。

どちらかというと花が咲く前に収穫するものの方が多いです。

大根も収穫期を超えれば菜の花ができますし、白菜なんかはあの大きな塊の中心がバコッと割れて、中から花芽が出て来ます。

菜の花が咲く前に収穫するのはいくつか理由があります。

一番は植物のほとんどは花芽が出ると硬くなり、味も悪くなるんです。

そのため、花芽が出て来た時点で出荷を諦める作物がほとんど。

そのまま放置すれば菜の花が出て来まして、捨てられるか、菜の花として生産者の食卓にあがる程度。

ただこれは花の収穫を目的としていない作物の場合です。

 

中には変り種の菜の花もあります。

代表的なのは、チンゲン菜花と白菜菜花。

どちらも高級食材としてごく僅かですが流通しています。

チンゲン菜、白菜として食べられるのに収穫を敢えてせずに菜の花を待つわけですから、それは値段が高くなります。

 

そして変り種の中でもまだほとんど知られていないであろう菜の花がうちの畑にあります。

それが搾菜(ザーサイ)の菜の花です。

搾菜といえば、中華料理店で出てくる漬物。

もしくはスーパーでも売ってる瓶詰め。

あれに使われる作物です。

 

搾菜は元をたどればアブラナ科のからし菜。

当然、菜の花ができます。

 

搾菜自体が割と珍しい中で、さらにもう一段珍しい搾菜の菜の花。

この味がずば抜けています。

からし菜だけに、口に入れた途端辛味を感じますが、すぐにその辛さを打ち消す様な甘みがやって来ます。

なので結果辛くない。

 

滅多に出回ることのないこの菜の花、今だけしか味わえませんので是非お試しください。